『海の底』

4月某日。

ある友達から本を勧められて、貸してもらいました。

タイトルは『海の底』。

自衛隊シリーズを読んだことがないのに有川浩ファンを名乗ってる私にとって
ありがたい出来事でした。


~海の底あらすじ~
4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、
喧噪は悲鳴に変わってた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を
「食べている」!
自衛官は救出した子どもたちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は壮絶な戦いを強いられていくー
(本に書かれたあらすじより)

登場人物(『きりしお』内にいる人、主な人物)

夏木大和 海上自衛官。
冬原春臣 夏木と同じく

森生望 高校三年生。翔の姉
森生翔 望の弟 声が出ない
遠藤圭介 中学三年生。ボス的存在。
吉田茂久 圭介の友人


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なんじゃこりゃ…

本を何ページか読み進めたあとの感想でした。
海上自衛隊の話。
てっきり『空飛ぶ広報室』の海自版的なものだと思い込んでいました。
いきなりでっかい甲殻類が人を食ってるし…
面白いとは思ったけど、思ってたのと違ってました笑

でも、友達が面白いと言ってくれたし、有川浩だし、展開はこれからだと思って読み進める。





想像超え。
2年前に図書館戦争シリーズを初めて読んだ時の後と同じぞくぞく感がある…
あ、2年前は本当やばくて、授業中とかずっと図書館戦争の事考えてにやにやして
ノートに"堂上教官"とか書きまくってました笑
でもあの時は映画も見たので相乗効果があったと思います。

小説だけでこんなぞくぞくしたの、初めてです。


特に『きりしお』の中の話が好きだな…

最初は夏木、ちょっと怖い人だなって思いました。
艦長が亡くなって、子どもたちが死ねばよかったのにとか考えてるの
わからなくもないけど、代わりにって考えてるところがちょっと怖いなって思ってました。


最初はこどもたちと同じ目線っていうか。そんな感じで読んでて。

でも、読み進めていくうちに、情が熱い人なんだなと思うようになりました。
最初に子供たちを怒鳴ったのも艦長をそれだけ大切にしてたってことだし。
うまい言葉はでてこないけど、なんとかしようって人一倍思ってるし。

そして、夏木みたいに熱くはならないし子どもたちにも優しいけど正論をバッサリ切る冬原。

そんな夏木・冬原コンビが妙にはまる。


読み進めていくうちにふと引っかかった。
ん?

どっかで見たことあるぞこのコンビ感。
記憶をたどる。
気づきました。

まるで、図書館戦争の堂上・小牧コンビみたいだって。
(これは解説にも書いてあったのでやっぱりと思いました。)


子どもたちも、それぞれでいい役してました。
圭介は一見、やな奴って感じだけど、母親が絶対的存在であること。
望と仲良くできなくなってしまったこと。
自分が間違っているかということに気づいていきながらも高いプライド。
共感できるわけじゃないけど、気持ちわかるっていうか、なるほどと思いました。



圭介に従ってたけどついに離れる茂久。
料理ができるって事で夏木たちのたすけとなります。
「男が料理なんて」「女のくせに料理できないなんて」
自分の両親を批判されてるみたいでずっといやな思いをしていた茂久。
なんか、はなれて夏木たちを手伝い始めた時のスカッと感がすごかったです。




そして、なんといっても望と夏木の関係。

望は不器用ながらもみんなの面倒を見たり、料理をしたりする。
そして、圭介になんと言われようと、自分が折れる。



夏木が望に対して謝りすぎることに怒鳴ったり、望が困ってる時本当に不器用なフォローしたり。
冬原のように淡々とした助けは、普通に助かるだろう。
でも、夏木のようななんか、こう熱い助けやフォローって。
そりゃ誰でも惚れるだろ…笑

最初は冬原いいなって思ってたんですけど、夏木、いいですね…
(図書館戦争は断然、堂上派です)

そして、夏木は望の好意に気づいてるのにスルー。
"ガキ"扱いされてることに対しての望の気持ちが妙にリアルでした。

他の子どもたちも含めて、夏木のおかげでどんどん変わっていく。

そして、最後。
「私のことは忘れてください」
これはただ単に、叶わぬ恋だから?とか
いろいろ迷惑かけてそのまま終わるのがやだったから?
とかいろいろ考えたんですけど、うっすい考えでした。


5年後。
「初めまして」。と、夏木の前に現れる。
そうきたか!!
「図書館戦争かよ!!」
叫びました笑

まあ、お互い覚えてるところが違うんですけどね。


人間関係でいろいろあって変わっていって。
こういう話大好きなんです。
町内会のいじめの話が出てきて『フリーター、家を買う。』みたいだなっておもってたら
フリーターも有川浩でした。
フリーター大好きなんです。

暴走して話意味わかんなくてごめんなさい。


あ、それと。
巨大な赤い甲殻類が人を食べる。
そんなこと現実にあるわけないじゃないですか。
でも、こいつらが現れた理由が現実的なんですよ。

基本的に現実味のなさすぎる話って苦手で。
SF系と全然読んだことなくて。
だから最初は、「お、まじか。」と思ったんですけど。
なんでこう、あり得るようにさせる理由があるんですかね…笑 
甲殻類が現れた理由が現実的なところ、本当大好きです。

最後に。
内容に直接関係ないんですけど、この本に出てくるある登場人物と"ある意味"名前同じなんです!
勘のいい人なら多分わかったと思いますが。
なんだかそれがうれしかったです。



本当、総合的にこの話大好きです。
貸してくれてありがとう!!

授業中は頭の中『海の底』になります笑

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